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The Process

2026.08.09(Sun)

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5月から6月にかけて、YouTubeチャンネル「The Process」さんに、僕たちの製作過程を撮影していただきました。

今回、題材にしたのは樹齢約900年の一本の杉の木。

長い生涯の中で、7回もの落雷を受けた痕跡が残っていたという、なんとも数奇な時間を生きてきた木です。
これは、この木を仕入れた原木市場の方から教えてもらいました。

木は伐られたあとも、すぐに家具になるわけではありません。

この木は原木のまま約20年間乾燥(意図的でもあり、偶然でもある)させ、そこから丸太を製材し、一枚一枚の木と向き合いながら仕上げていきました。

そして、家具として店頭に並ぶまで。

今回は、その一連の流れを記録してもらいました。

僕たちは、木工技術そのものを誇りたいわけではありません。

一本の木を暮らしの中に迎れること。
そこにどんな豊かさがあるのかを、想像してもらえたらと思っています。

900年を生き、雷に打たれ、それでも残った痕跡。
人間がつくろうとしても、つくることのできない形。

こういう木を見ていると、「テーブル」や「家具」という用途を超えた存在になっていくように感じます。
一枚板テーブルっていうネーミングもなんか違うんだよな〜とも思ったり。

でも、理屈はなんでもいいんだと思います。

自分自身が「なんかいいな」と本能的に感じるものと暮らすこと。

みんな、そういう好きなものってありますよね。

旅先で出会った思い出のものだったり、お金を貯めて買った服やソファだったり。
誰かの評価ではなく、そのときの自分が純粋に「いい」と思ったもの。

そういうものを毎日目にして、触れていると、ふとした瞬間に心が落ち着いたり、明るい気持ちになったりする。
忙しい日々の中でも、それだけで少し気持ちが軽くなることがあります。

自然にも、そんな力があると僕は信じています。

何百年も生きてきた一本の木を、今度は人の暮らしの中へ。

それは、日々を少し豊かにする、ひとつのきっかけになるんじゃないかと思っています。

この映像から、その豊かさを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

何度も鳥取に来ていただき撮影していただいた小方さん。ありがとうございました。



TORINOKI 山田

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