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築100年の町屋に、樹齢900年の天杉が息づく
S様邸
京都市下京区
築100年を超える京都市内の町屋をリノベーションしたご自宅に、
推定樹齢900年の天然杉の一枚板テーブルを納品させていただきました。
この木には、約900年の生涯の間に7度の落雷を受けた痕跡が残されていました。大きく開いた穴や傷跡、そしてそれを癒すように再生した繊細な杢目(もくめ)。そうした木の「生きた証」をそのままデザインとして活かし、美しく整った木目ではなく、木の命の揺らぎや力強さを感じられる一枚に仕上がっています。
本当の木の美しさとは何か。
それは、完璧さではなく「生きてきた痕跡」にこそ宿ると私たちは信じています。
このテーブルが、日々の暮らしの中で心を癒し、静かな力を与えてくれる存在になれば幸いです。
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応接テーブルとして選んでいただいたのは、樹齢900年の天然杉。産地は鳥取県若桜町吉川。山深い地域で育った木。
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この木は、なんと7回も雷に打たれた痕跡が残っていた。ある教えでは「雷に打たれた木」=「神と繋がった木」とも言われ、特別な力が宿るとも言われているそうです。このエピソードに共感頂けて幸いです。